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2006年度(平成18年分)確定申告状況のまとめ


2007年5月28日、国税庁が2006年分(平成18年分)の確定申告の状況についてまとめた所によると、以下のような状況となっていることが分かりました。


 所得税の申告書提出者数(確定申告提出者数)



・所得税の申告書提出者数:「
2,349万4,000人


・申告納税額者(納税人員):「
823万3,000人


・所得金額:「
44兆3,205億円(前年分より1.4%増)


・申告納税額:「
2兆8,971億円(前年分より8.4%増)



確定申告提出者数は上記の通りとなり、2005年分より31万3,000人増、8年連続で過去最高を更新し、好景気や定率減税の引き下げの影響か、申告納税額も3年連続の増加となりました。


 所得税の還付申告者数



・所得税の還付申告者数:「
1,225万3,000人


還付申告者は2005年分より29万人増となり、過去最多を更新しました。


 e-Taxを利用した所得税の申告件数



・e-Taxを利用した所得税の申告件数:「
49万1千件


2003年に開始され、申告件数が伸び悩んでいたe-Taxですが、税理士等の第三者が税務書類を作成した場合に必要だった依頼者の電子署名、および電子証明書の添付を省略可としたり、、全税務署に電子申告や利用開始届出書の提出を受け付ける「e-Taxコーナー」を設けるなど、積極的に利用者増加を行ったところ、2006年分は前年度(2005年分)に比べ
14倍増加しました。


ただ実際には、90%近くが税理士の利用となっており、国税庁は申告者本人の利用率向上に向け、さらなる普及に力を入れていく方針です。


 国税庁のHPの利用件数



国税庁のHP上に設置している確定申告書等作成コーナーを利用しての申告書提出件数は以下の通りとなり、2005年分より大幅に増加しました。


・所得税:「
161万8,000件(前年比127.5%)


・消費税:「
6万9,000件(同130.2%)


・贈与税:「
1万8,000件(2006年分より開始)




平成19年5月28日・国税庁より一部引用


好景気なのかな?申告納税額がかなり増加しているようですね。またなかなか普及しなかった「e-Tax」もここにきて急激に普及してきていますね。


やはりインターネットから利用できる手軽さは魅力ですが、まだまだ税理士以外の方の利用率はかなり低いようなので、その点が今後の課題ですね。


いずれにしても個人の確定申告に関する意識が年々高まってきていますので、今後も確定申告提出者数は増加していくでしょうね。

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